起業心理学という概念を模索しながら探求したいのは、「成功する起業家」と「失敗する起業家」を分けることになる心理的要因です。

 私は、自分自身の「失敗体験の検証」と、いままでに接してきた起業家の「成功体験の分析」から、下記の心理的な領域を重要視してきました。


①【起業願望の有無】
  「起業したいと思う人」と「起業したいとは思わない人」の違いはどこから生じるか?


②【起業実践の有無】
  「起業したい」と言いながらいつまでも起業しない人と、実際に起業する人との違いはどこにあるのか? なぜその違いが生じるのか?


③【起業しても続けられない理由】
  せっかく起業しても続かない人が多いが、その「続かない」理由は何か?
「続けられない」本当の理由が理解されないのは何故か?


④【続けていても成長できない理由】
  せっかく起業して続いていてもなかなか成長しない人も多いが、その理由は何か?
  「成長しない」本当の理由が理解されないのは何故か?


⑤【起業の動機】
  なぜサラリーマン(勤め人の総称)を辞めたいと思ったのか?
  「転職」ではなく「起業」なのはどうしてなのか?
  なぜそのビジネスで起業したいと思ったのか?


⑥【信じている成功要因と失敗要因】
  何が起業の成功要因だと信じているのか?
  それが成功要因だと信じる理由は何か? 
  何が起業の失敗要因だと信じているのか?
  それが失敗要因だと信じる理由は何か? 


⑦【自分が手がけるビジネス】
  どのようなビジネスをやりたいと思っているのか?
  どのような基準で自分が手がけるビジネスを決めようと思っているのか?


⑧【事業計画書の作成】
  始めたい事業の概要は明確になっているのか?
  事業概要を明確に描けないのはなぜか?
  始めたいことの事業計画書は作成しているのか?
  事業計画書が作成できないのはなぜか?


⑨【起業までに必要な準備】
  どのような準備を必要だと思ったのか?
  どのような優先順位を考えて行動したのか?
  どのような準備をしているのか?
  どのような準備をしていないのか?


⑩【人生観と仕事観】
  「起業の成否」と「起業家の人生観」には、どのような因果関係があるのか?
  「起業の成否」と「起業家の仕事観」には、どのような因果関係があるのか?