起業心理学が調査研究の対象にする人で、「起業したことが有る人」は、その中でさらに下記のように3つに区別します。

   ④失敗して、廃業・再就職したことの有る人
   ⑤いまも続けているが起業したことを「後悔している」人
   ⑥いまも続けていて「起業して良かった」と思っている人


上記④⑤⑥は、さらにそれぞれ下記のように区別します。
   「自分の職業体験を活かして起業したい人」
   「自分の趣味・特技を活かして起業したい人」
   「有望な分野を狙って起業した人」
   「偶然出会った分野で起業した人」
 

上記④⑤⑥人には、abcde以外に下記の項目を訊く「心理テスト」「心理アンケート」「インタビュー」を積み重ねていきます。

    f・起業するまでにやっておいた準備
    g・最初に始めたビジネス
    h・失敗したこと・そこから得たこと
    i・起業しなければ良かったと思った時のこと
    j・起業したことの最大のメリット


 上記のような調査(アンケート・面接取材)には、膨大な人員と、経費と時間がかかります。それらが完了しなければ、起業心理学はデータに裏付けられた科学的な学問として認知されることは難しいかもしれません。

 しかし、その調査の完了を待っていては、この後何年要するのかまったく予測ができません。

 だから私が提唱する「起業心理学」は、とりあえず、あえて「仮説」からスタートしたのです。