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そもそも「起業心理学」は、誰が求めているのでしょうか?
求めている人がいない学問では新たに確立する意味がありません。
どういう人が、どのような時に? 何のために? 起業心理学などという学問を必要とするのでしょうか?
まだ、誰も聞いたことのない「起業心理学」という言葉を知ったとき、どういう人たちが強い興味を抱くのでしょうか?
私自身は、起業心理学が確立されたら、それを学びたいと思うのは下記のような人たちではないかと想定しています。
①「これから起業したい」と考えている人(願望者)
②実際に「起業した」当人 (起業家)
③起業に失敗したことのある人 (経験者)
④「家族が起業する」ことが心配な人 (心配者)
⑤「起業したい」という人を支援する人 (支援者)
⑥「成功した起業家」に興味が有る人 (羨望者)
⑦「日本を変える起業家」に興味が有る人 (待望者)
では、これらの人々が「起業心理学」という分野の存在を知ったとき、それに期待するのはどのようなことでしょうか?
もちろん、上記の①〜⑦それぞれの人によって、「知りたいこと」「期待していること」は異なります。それを一覧表にしたのが[図表01]です。
その人たちの「疑問」に答え、「知りたい」ことへのヒントを導き出すのが起業心理学の目的の一つです。