→ 観察・研究の対象
私がいまの創業開発研究所を開設したのは1985年6月でした。
それ以来、今日まで21年間、一貫して「起業したい人」「起業した人」に会ってきました。
それは具体的には下記のような人々でした。
①「起業したい」と言うだけで、結局は起業しない人
②「起業できる」のに、いつまでも起業できない人
③実際に起業した人
④起業したが、成功しなかった人
⑤起業して成功している人
⑥起業して一度は成功したが結局は失敗した人
⑦失敗から再度起業した人
全国各地で開催された各種の創業塾、起業塾で講演した回数は総計で500回を超えています。私の講演、講義を聴いたことのある人はおそらく10000人は超えていると思います。個人的にじっくり面談して相談に応じた人は1000人前後になるでしょう。それは現在も続いています。
この数字は、同じような仕事をしている方々と比べて決して多いものではありませんが、「起業の現状」を語るには不足はないと思います。起業心理学は、これら①〜⑦の人たちを対象にしていきます。